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小出 裕章(元京都大学原子炉実験所助教)の会見


2015年4月25日に開催された小出 裕章(元京都大学原子炉実験所助教)の会見。
 
このところ報道機関は、福島原子力発電所の事故に関してほとんどとりあげなくなりつつあるのは周知のとおりである。
しかし、それにしても、あの事故が、東京全域が退避圏内にはいる可能性を秘めていた過酷事故であったことを考慮すると、この大衆の無関心振りというのは、実に異様なものである。
事故直後、東京都内の通勤の風景を眺めていたときに、あたかもそれまでの日常が継続しているかのように人々が歩いているのを目撃して、言葉にしがたい不気味な感覚を覚えたことを安冨 歩氏が著書『原発危機と「東大話法」:傍観者の論理・欺瞞の言語』の中で報告しているが、こうした症状は、正に「離人・現実感喪失症侯群」に比すことができるのだろう。
世界の状況がいかに非日常的なものに変質しても、そのことを認識することができずーーそのことに心を揺さぶられることなく――日常を規定するルーティーンに没入しつづけることができるという状態……。
そして、日本社会においてはいわゆる「健康」な人々の大多数がこうした状態の中で生きているという事実は真に震撼すべきことである。
 
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