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ケン・ウィルバーの最新インタビュー

Trump: The Anti-Green Backlash Begins

 

ケン・ウィルバーの最新インタビューである。
先日発表した“Trump and a Post-Truth World: An Evolutionary Self-Correction”に関する解説をこころみている。
Integral Instituteの関係者が今日の社会動向をどのようにとらえているかを掴むことができるので、参考までに、インテグラル理論に興味のある方々はとりあえず聴いておいていただきたい。

 

ただし、少し辛辣な表現になるが、この対話は、一貫して(今日 インテグラル・コミュニティで受容されている)いわゆる「インテグラル・フレイムワーク」を無謬のものとして奉じる信奉者による対話であり、これまでに無数にくりかえされてきたのと同様の分析が半ば予定調和的に呈示するだけのものに終わっている。
もちろん、集合意識に関するひとつの分析としてはそれなりにおもしろくはある。
実際の政治そのものに言及することはまったくできていないので、結局のところ、素人による少々知的な床屋談義の域を出ないのである。
とりわけ、これだけWEB上で調査型ジャーナリズム(investigative journalism)が充実しているなかで、普段からそうした情報に注意を払っている方々には、ここで展開されている議論というのは、あまりにも具体的な情報に乏しく、また、そうした主流の報道番組でとりあげられる以外の情報を少しでも真剣に調整をした痕跡さえないので、馬鹿馬鹿しくてつきあいきれないと感じられるだろう。

この対話の中でも述べられているように、インテグラル理論の特徴のひとつは、事象と距離をとり望遠することで全体のパタンを把握するということにあるが、ただ、それはまた具体的なことに関して地道に調査をするということにたいして関係者を怠惰にさせてしまう危険性を内包している。
そうした情報を調べなくても、漠然とマクロな動向を把握できているという幻想を関係者にあたえてしまえるので、それらしいことを言えてしまえるからである。
この対話には、そうしたインテグラル理論が内包する危険性が露呈しているように思われる。

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