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2017年第1回インテグラル理論研究会 - インテグラル理論を批判的に検討する

2017年第1回インテグラル理論研究会

インテグラル理論を批判的に検討する

〜コミュニティの健全な在り方を考える〜

 

インテグラル・ジャパンでは、これまで、合衆国におけるインテグラル理論の最新の研究やインテグラル・コミュニティの現状について、日本の皆様に御紹介する役割を担ってきました。

今回は、インテグラル理論、あるいはインテグラル・コミュニティの運動が直面している課題を取り上げて、その一つ一つを批判的に検討していきたいと思います。

当日は、201611月に開催された日本トランスパーソナル学会&日本トランスパーソナル心理学/精神医学会 合同大会のシンポジウムのために用意された発表資料の内容を御紹介しながら、議論を進めていくことになります(以下、大会案内資料のためにまとめた要旨を添付しておきます)。

統合的に生きるということが、個人の人生や社会に真に意味のある形で根付くためには、どのようなことが必要とされるのかということを、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

 

インテグラル理論の視点から

鈴木 規夫

インテグラル・ジャパン

 

1995年のSex, Ecology, Spirituality(邦訳『進化の構造』)を契機として、それまでトランスパーソナル運動の中心的存在のひとりと活躍したケン・ウィルバー(Ken Wilber1949〜)は、本格的に「トランスパーソナル批判」をはじめ、それを超克する新たな思想的・理論的な枠組としてインテグラル理論といわれる独自の思想・理論を提唱しはじめた。以降、これまで20年にわたり、Integral Instituteを中心にして多数の関係者を巻き込んで活動を展開しているが(例:書籍や研究誌の出版・イベントの開催・企業組織や自治体にたいするコンサルティング)、ここにきてインテグラル・コミュニティは思想運動として深刻な行きづまりを経験しているように診うけられる。そこには、これまでにもたびたび指摘されてきたように、共同体そのものが圧倒的な存在感をもつカリスマ型のリーダーにより牽引されてきたことにくわえて、インテグラル理論にたいして批判的な意見を持つ関係者との対話に消極的であったことの弊害が少なからぬ影響をあたえているように思われる。ただし、それ以上に重要なのは、同時代の集合的な課題や問題にたいして積極的に関与していこうとする当初の意図が、実際には、同時代の重要な利害関係者と友好的な関係性を構築・維持することを必須の条件であると解釈された結果、社会にたいする真に批判的な分析やアプローチをすることを関係者に困難にしていることにあるように思われる。そのために、同時代の状況がどれほど病理化しようとも、その根本的な問題を指摘することに躊躇せざるをえないという状況に陥ってしまっているように思われるのだ。本発表では、発足20年を迎えたインテグラル・コミュニティが現在直面しているこうした課題について、これまでにその内部関係者として関わってきた者の視点から省察したい。

 

日時:2017122日(日曜日) 13:3016:30

開催場所:株式会社トモノカイ 岡崎ビル3

https://goo.gl/QeXZiw

定員:20

参加資格:なし(定員に達し次第、締め切ります)

参加費用:3,000

御申込は、下記のフォームよりお願いします。

https://goo.gl/forms/oYpCm7PfiuyzBMFl1

 

 

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